認定NPO法人たんぽぽの会は、障害者総合支援法に基づくサービスの提供により障がいのある方々の地域生活を支援している団体です
理事長 関谷
たんぽぽの会は、「目黒区手をつなぐ親の会」の会員が1998年に創立しました。まだ介護保険制度すらなかった時代に、緊急一時保護の提供を目的にして任意団体を作り、その後2001年に法人格を取得、2011年にさらに公共性の高い「認定NPO法人」になり、現在に至っています。障害がある子を持つ保護者が作った団体ですので、当然、当事者としてわが子やわが身に必要なサービスは何かを常に考え、介護保険に少し遅れて始まった障害福祉サービスの制度の中で事業を増やしてきました。
そのような設立の経緯の中、一貫して大切にしてきたことは、障害がある方ご本人だけでなく、そのご家族も支援すること、加えて、障がい者に関わることを仕事として選んでくれた職員を大切にすることです。家族にも(特にお母さんには)障がいがある子がいても、自分のやりたいことをあきらめてほしくない、この仕事を生業(なりわい)としてくれた職員には、たとえ介護職でも人並みの収入を得てほしいと思って運営してきました。そして、その目的を叶えるためには一定の利益をあげることが大切だと思っています。
時代の変化は目まぐるしく、介護や福祉の業界も例外ではありません。障がい当事者やご家族のニーズも変わってきていますので柔軟に対応していくこと、そして、職員にもライフステージに沿った多様な働き方を認めていくことで離職を防ぎ、法人の理念である「障害がある方々が生まれ育った地域の中でできるだけ長く、その人らしい人生を送れるように支援する」ことを実現できる事業者であり続けたいと思っています。
これからも「たんぽぽの会」をよろしくお願いいたします。